環境省は行動科学の知見に基づく取組が社会実装、普及することを目標に、平成27年にナッジ・ユニットを発足しました。また、環境省のイニシアチブの下、オールジャパン体制による日本版ナッジ・ユニットBEST(Behavioral Sciences Team)も発足しています。
環境省及びBESTは、平成30年度より「ベストナッジ賞」コンテストを実施し、課題解決に向け行動科学の理論・知見を活用した取組を表彰しています。
令和5年度のコンテストでは、昨年度高等学校生が受賞されたことから、新たに「高等学校部門」を設置し先行して募集が行われます。
課題解決に取り組む高等学校関係者の皆様、ぜひこのコンテストへの応募をご検討ください。
「ナッジ」については下記より情報をご確認ください。
ナッジ(nudge:そっと後押しする)とは、行動科学の知見(行動インサイト)の活用により、「人々が自分自身にとってより良い選択を自発的に取れるように手助けする政策手法」
【ご参考】日本版ナッジ・ユニット(BEST)について
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge.html
令和5年度のベストナッジ賞コンテストについて ~高等学校部門を創設します~
1.ナッジ(英語nudge:そっと後押しする)やブースト(英語boost:ぐっと後押しする)を含む行動科学の知見(行動インサイト)に基づく取組が早期に社会実装され、自立的に普及することを目標に、環境省では平成27年に府省庁初のナッジ・ユニット(ナッジPT「プラチナ」)を、また、我が国全体では平成29年4月より環境省のイニシアチブの下、産学政官民連携・関係府省等連携のオールジャパンの体制による日本版ナッジ・ユニットBEST(Behavioral Sciences Team)を発足しています。
2.平成30年度より、環境省及びBESTは、行動経済学会との連携により、「ベストナッジ賞」コンテストを実施し、幅広い分野の社会・行政の課題の解決に向けて、ナッジ等の行動科学の理論・知見を活用して行動変容を促進し、効果を測定した実績のある取組を募集し、表彰(環境大臣賞)してきました。このたび、今年度においても「ベストナッジ賞」コンテストを実施することとし、また、令和4年度のコンテストにおいて高等学校生が受賞したことを踏まえ、高等学校部門を新設して従来の一般部門より先行して募集を開始することとしましたので、お知らせします。
■ 応募対象(高等学校部門)
(1) ナッジ等の行動科学の理論・知見を活用して行動変容を促進するものであること。
(2) 社会や行政、学校その他コミュニティの課題の解決に向けたものであること(分野は環境・エネルギーに限らない)。
(3)実社会で実際に実施した実績のあること(アイデア段階は対象外)。
(4)効果を何らかの方法により測定したもの。
なお、従来の一般部門の募集については、別途ご連絡します。
■ 応募資格
■ 応募期間
■ 選考・決定
(1) 新規性
国内外で類似の事例がないか。比較的最近の取組であるか(他の分野で事例があっても、その分野への適用に新規性があれば良い)。
(2) 社会的意義
社会や行政、学校その他コミュニティの課題の解決に向けた取組であるか(分野は問わない)。
(3) 用いた行動科学の理論・知見の適切性
ナッジ等の行動に関する科学の理論・知見を適切に用いているか。作業仮説は適当か。
(4) 効果測定の手法の適切性
適切な手法で効果を測定しているか。有意差の検定等の統計学的な手法を用いているか。得られる結論の科学的根拠としての水準(エビデンスレベル)が高くなるような手法を用いているか。
(5) 他の地域・分野への波及可能性
他の地域・分野においても容易に実施・応用できるか。
(6) 倫理面への配慮
ナッジの受け手に配慮しているか。過度に心理的負担を与えるものでないか。
■ 応募様式
■ 応募書類提出先・問合せ先
○ 提出先
日本版ナッジ・ユニットBEST 事務局 宛
電子メール: chikyu-suishin@env.go.jp
受付期間:令和5年4月28 日(金)から同年6月30 日(金)18:00 まで
備考: 電子メールの件名は「ベストナッジ賞 応募書類提出」としてください。ファイルのサイズは5MB までとしてください。受付期間を過ぎた場合、必要事項に記載漏れ等の不備がある場合には受け付けられませんので御注意ください。また、受領確認の連絡はいたしませんので御容赦ください。
○ 問合せ先
環境省地球環境局地球温暖化対策課脱炭素ライフスタイル推進室 宛て
電子メール: chikyu-suishin@env.go.jp
受付期間:令和5年4月28 日(金)から同年6月23 日(金)18:00 まで
備考: 電子メールの件名は「ベストナッジ賞 問合せ」としてください。公平性等の観点から、受付期間を過ぎた場合には対応できませんので御注意ください。また、公平を期すため、回答は原則受付順にいたしますので、お待ちください。
■ その他注意事項
(1) 応募された取組は、日本版ナッジ・ユニット連絡会議等において事例紹介したり、同連絡会議等に出席して取組内容の説明を求められたりすることがあります。
(2) 応募内容に著作権等の知的財産権が含まれる場合には、応募者が必要な対応をする必要があります。また、応募に関して、応募者と当該応募者以外の者の間及び応募者内部等に紛争等が生じた場合には、当該応募者は自らの責任と費用負担により当該紛争等の解決等必要な対応をするものとします。
(3) 受賞候補者の応募書類のうち、全体図については、環境省等のホームページに掲載される予定です。
(4) 「ベストナッジ賞」受賞候補者は、オンライン・プレゼンテーション審査に参加し、発表(スライドを用いた口頭プレゼンテーションによるものを予定)できる応 募者の中から選定します。通信回線等は応募者の負担により用意するものとします。
(5) 選考の過程や結果についての問合せには対応できかねます。
(6) 同一の応募者(個人・組織)が複数の取組に関わり応募(複数件応募)することも可能です。
(7) 応募書類に虚偽の内容を記載した場合には、「ベストナッジ賞」受賞候補及び受賞の選定取消を含む措置を採ることがあります。
連絡先
- 代表 03-3581-3351
- 直通 03-5521-8341
■情報引用元
令和5年度のベストナッジ賞コンテストについて ~高等学校部門を創設します~
https://www.env.go.jp/press/press_01522.html