SDGsをテーマに、生徒の興味関心を喚起し探究学習を深める実践について、有識者によるオンラインセミナーが開催されます。
「探究×SDGs」オンラインセミナー SDGsをテーマに探究学習を推進する方法
SDGs(持続可能な開発目標)が国連で全会一致で採択されてから5年。
SDGsのロゴや言葉を目にする機会が増え、教育にも取り入れられ始めました。
特に高等学校では、指導要領の改訂で「総合的な探究の時間」の本格的な稼働に向けて、 特色のある取り組みがスタートしつつあり、SDGsは注目のテーマです。
しかし、SDGsは17の目標や169のターゲットを知識として理解するだけではなく、 一人一人が持続可能な社会に向けて行動を起こす必要があります。
本セミナーでは、SDGsを「探究学習」のテーマに取り上げた際に、いかに生徒の興味関心を喚起し、 探究学習を深めていくのか。また、SDGsを生徒が自分のこととして考えられるようにしていくにはどうすればいいのか。
講師の先生だけでなく、参加者のみなさんと実践に向けて議論します。
開催概要
日程 7月5日(日) 14時~
主催 朝日新聞社
対象 高校、中高一貫校の教職員
探究学習やSDGsの教育に興味のある教育関係者
方法 参加型オンラインセミナー(ZOOMの利用を予定しています)
参加費 無料
募集 300人(応募者多数の場合は抽選を行います)
応募締切 2020年6月27日
プログラム
14:00~
主催者挨拶
14:05~35
講演Ⅰ 「探究学習の高度化と授業改善」
國學院大學教授 田村学氏
14:35~50
講演Ⅰ ブレイクアウトセッション & 質疑応答
※ 6人一組で議論を深めるセッションです
14:55~15:05
「探究×SDGs -地域課題解決のコツ-」の活用法
15:05~35
講演Ⅱ 「探究学習とSDGs
-SDGsの自分事化の実現に向けて」
東京都市大学教授 佐藤真久氏
15:35~50
講演Ⅱ ブレイクアウトセッション
15:50~16:30
パネルディスカッション&質疑応答
今、このよう実施する探究授業
-高校の実例を踏まえて解決策を考える-
田村学氏、佐藤真久氏、
(埼玉県立杉戸高等学校 教諭)高橋勇一郎氏
講師
- 田村学氏 (國學院大學 教授)
- 昭和37年新潟県生まれ。 新潟大学教育学部卒業後、昭和61年4月より新潟県公立小学校教諭、新潟県上越市立大手町小学校教諭、 上越教育大学附属小学校教諭、 新潟県柏崎市教育委員会指導主事を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官を歴任。文部科学省初等中等教育局視学官として新学習指導要領作成に携わる。平成29年4月より國學院大學人間開発部初等教育学科教授。
- 佐藤真久氏 (東京都市大学 教授)
- 昭和47年東京都生まれ。筑波大学・筑波大学大学院を経て、英国国立サルフォード大学にてPh.D取得。地球環境戦略研究機関(IGES)の第一・二期戦略研究プロジェクト研究員、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の国際教育協力シニア・プログラム・スペシャリストを経て、現在、東京都市大学大学院環境情報学研究科教授、UNESCO ESD-GAPプログラム(PNI:政策)共同議長、JICA技術専門委員、責任ある生活についての教育と協働(PERL)国際理事会理事、認定NPO法人ETIC.理事などを兼務。
ゲストパネリスト
- 高橋勇一郎氏 (埼玉県立杉戸高等学校 教諭)
- 昭和42年東京都生まれ 千葉大学理学部卒。埼玉県立八潮南高等学校、埼玉県立春日部高等学校を経て、平成27年より埼玉県立杉戸高等学校に勤務。平成31年4月からの総合的な探究の時間の実施に向けて、先進校視察を行い、探究の時間の計画作りに参加。平成31年4月、校務分掌の「探究部」設置により、その主任となる。地元である杉戸町・宮代町が抱える課題とその解決策について考えることをメインテーマに、探究の時間を推進している。