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2021.05.01 □募集事業 2.ESD推進活動 

文部科学省 令和3年度 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業の採択

文部科学省は、SDGs達成のための教育(ESD)の推進に向けた内外のニーズが一層高まっていることを踏まえ、SDGs達成の担い手に必要な資質・能力の向上を図る優れた取組の支援を実施しており、令和3年度の採択について下記の通り公表しています。

採択事業には九州、沖縄地域を活動地域に含む事業が多数採択されています。

 


 

申請団体数

令和3年度は合計36団体の応募があり、14団体を採択いたしました。

令和3年度採択事業一覧

(1)カリキュラム等開発・実践
事業名 採択団体 事業概要  活動地域
ESD実践の基盤となる公立学校の組織・カリキュラムのモデル開発 国立大学法人静岡大学 2020年度は、ESD・国際化コンソーシアムを基盤としてSDGs未来都市・南砺市(富山県)と中山間地・川根本町(静岡県)の学校改革支援を行いながら、ESD実践の推進と学校改革を両立させる枠組みを全国に発信した。2021年度は、本事業の活動と課題に取組みながら、帰還困難地の教育創造を行う大熊町(福島県)と大学の役割を考える視点を加える。 秋田県秋田市、福島県双葉郡大熊町、福島県福島市、福島県会津若松市、福井県福井市、静岡県、静岡県静岡市、静岡県川根本町、富山県南砺市
「人生ゲーム」を活用したSDGs担い手育成事業~みんなでつくるSDGs人生ゲーム~ 株式会社タカラトミー 年齢性別関係なく人気の「人生ゲーム」を活用したSDGs 達成の視点を組み込んだ授業ツールの開発と授業の実施。企業の取り組みから自分達で活動できるSDGsの取り組みを学ぶと共に、児童・生徒が皆で協力してオリジナルの「SDGs人生ゲーム」を作り上げることでSDGsを自分事として考えられるよう促す。効果発信は、当社公式ウェブ等で行う。生徒・児童は「SDGs人生ゲーム」で繰り返し遊ぶことでSDGsに資する考えや行動を身につけると共に一緒に遊ぶ家族や友人にもSDGsを波及することができる。 全国(令和2年度実施地域以外を優先に実施)※令和2年度実施地域:北海道、宮城県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、奈良県、大阪府、岡山県、広島県、福岡県
南極・北極から地球の未来を考えるSDGs教材の開発 公益財団法人日本極地研究振興会 温暖化が先行する南極・北極域での最新の研究成果をもとに、小学生用と中学生用のSDGs/ESD 副読本および学習プログラム「南極・北極から地球の未来を考える」を開発し、それらを用いた授業を全国の小・中学校で実践し、地球環境の未来を考える力と未解明の問題に果敢に挑戦する行動力を育てる教育に貢献する。 全国(東京を中心に)
教員・学校・地域間の相互エンパワーメントによる「SDGsカリキュラム」の展開と評価方法の開発 国立大学法人宮城教育大学 新学習指導要領とSDGs関連教科書記述に対応するための個別の教員(Individual)によるSDGsカリキュラムと評価方法の開発、SDGsをWhole schoolで展開する学校全体のカリキュラムと評価方法の開発、SDGsをWhole areaで展開する地域のカリキュラムと評価方法の開発について、個人(Individual)、学校全体(Whole school)、地域全体(Whole area)のそれぞれの活動の相互エンパワーメントを行い、東北地方におけるSDGsの推進を全国に発信する。 ①個人:
宮城県、山形県
②学校全体:
青森県青森市、青森県八戸市、秋田県秋田市、山形県鶴岡市、宮城県仙台市、宮城県多賀城市、宮城県富谷市、福島県二本松市、福島県会津若松市
③地域全体:
平泉町地域(世界遺産地域)、気仙沼市地域(東日本大震災被災地域)、大崎耕土地域(世界農業遺産地域)、只見町地域(エコパーク地域)、秋田県大仙地域(環境教育学習地域)
「ESD for 2030」AICHIプロジェクト-学校と地域によるSDGsカリキュラム開発- 国立大学法人愛知教育大学 愛知教育大学を核に愛知県教育委員会、愛知県総合教育センター、一般社団法人SDGsコミュニティ等が連携し、SDGsと教科及び総合学習(探究)を関連させた「ESD for 2030」カリキュラム及び教材の開発を行う。また、「ESD for 2030」を具体化するため、調査、研究会や研修を実施し、得られた成果をAICHIモデルとして広く全国に発信する。 名古屋市、豊田市、岡崎市、豊橋市、刈谷市、知立市
(2)教師教育の推進
事業名 採択団体  事業概要  活動地域
北陸におけるSDGs達成に向けたeラーニング教材開発を中心とする教員等の人材育成 国立大学法人金沢大学 北陸において、SDGs達成に向けESDを実践しようとする教育委員会や学校、教員等を対象とするeラーニング教材(実践編)の開発及び活用を進め、その制作プロセスと活用プロセスにおける研修機会の創出と研修システムの開発を行うと共に、開発した教材や研修システムの全国的な展開を図る。 主に富山県、石川県及び福井県
ESDを基軸とした質の高い幼児教育の推進と学校種間の接続~幼児教育の原理・理念からのESDへの提言~ 国立大学法人静岡大学 3年目となる令和3年度は補助事業のまとめの位置付け、「全国幼児教育ESDフォーラム2021」を開催し、過去2年間の事業の知見に基づき、幼児教育の原理・理念からのESDへの提言を行うとともに、幼児教育分野におけるユネスコスクールやASPUnivNet加盟大学との連携強化を図り、ESDのさらなる普及啓発を行う。 全国(北海道、宮城県、東京都、新潟県、富山県、山梨県、静岡市、静岡県内市町、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、奈良県、福岡県、長崎県、宮崎県など)
グローブ(GLOBE)を活用したSDGs達成のための日本型教師教育実践モデルの開発と普及・発信 国立大学法人東京学芸大学 国際的なESDプログラムであるグローブを活用し、小中高・大学にてSDGs達成の担い手となる日本型グローブティーチャー養成モデルを開発する。また各学校・地域の自然環境・文化の多様性や特色に対応したグローブ活動を普及・発展させるためのデジタル教材を整備・提供し、教師向け講習会等で活用・実践して内容の深化をはかる。 全国
ESDティーチャープログラムの展開による教師教育の推進事業 国立大学法人奈良教育大学 ・ESD実践者に必要な資質・能力の育成を目的に本学が開発したESDティーチャープログラムのオンライン・オフラインのハイブリッド方式による実施
・オンラインでのフォローアップ研修の実施とそれによるESDティーチャーのネットワーク構築
・研修成果としてのESD実践交流会のオンライン開催
山形県山形市、長野県長野市、大分県大分市、福岡県大牟田市、沖縄県那覇市
ゲーミフィケーションを活用したSDGs教材・カリキュラムについて教員同士の学びあいを促す学習コミュニティの創造 学校法人金沢工業大学 昨年度は、一昨年度に開発したゲーミフィケーションを活用したSDGs教材・カリキュラムを用いて、ESDを実践する教員向けの人材育成を行い、ロールモデル校として教育拠点校を設置した。本年度は拠点校を中心に教員同士が学びあうことで学習効果の向上並びに導入校の拡大を促す学習コミュニティの創造・運営を行う。 全国(北海道、東京都、埼玉県、千葉県、静岡県、愛知県、石川県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、愛媛県、福岡県、長崎県、沖縄県を中心に)
地域と学校から発信する教師教育のためのデジタルプラットフォームの構築 国立大学法人広島大学 教師教育のプラットフォーム事業の一環として、地域・学校発のデジタルプラットフォームを構築する。このデジタルプラットフォームには、ESDやSDGsに関する研修会の講演、ワークショップ、授業実践報告および教員免許更新講習などの情報を統合・整理してアーカイブスを作成して公開し、教員のスキル向上と交流を図る。 広島県および中国地方の各県

 

(3)教育(学習)効果の評価と普及
事業名 採択団体  事業概要 活動地域
学校教員による持続可能な未来の担い手を育むための評価手法開発事業(第二期) 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU) 令和2年度事業で抽出した児童生徒及び教員、学校への評価の視点や要素から、ESDにおける評価の特長や独自性を洗い出し、事業参加教員の実践事例の中からその特質をもつ評価手法を実証研究する。実効性を得られた事例をもとに議論を深め、モデル化した評価手法を開発して全国への普及を図る。 宮城県気仙沼市、東京都大田区、多摩市、神奈川県横浜市、新潟県新潟市、愛知県名古屋市、大阪府箕面市、京都府京都市、京田辺市、奈良県奈良市、兵庫県神戸市、川西市、広島県福山市、福岡県北九州市
ESDの推進に向けた多様な評価に関する研究とその成果の普及 横浜市教育委員会 「カリキュラムデザイン」と「学校運営」の両面で各学校の特色や取組を4つのレンズで捉え直してきた成果を、継続、発展しつつ、児童生徒や教職員、学校組織、地域等の変容をいかに明らかにしていくかを検討すると共に、「協働型プログラム評価」の手法を取り入れてホールスクールアプローチの全体像の評価と改善を図る。 神奈川県横浜市

 

(4)ユース世代の活動の推進
事業名 採択団体 事業概要 活動地域
 京(みやこ)でつむぐ、次世代の担い手による超実践型プログラムを通じた「ESD-SDGネットワーク」 公益財団法人京都市環境保全活動推進協会 2019年度からSDGs達成に向け、大学生を中心に持続可能な社会の創り手の育成のため、アクティブ・ラーニング型のカリキュラムを作成・実施している。本事業は、自身や社会の取組をSDGsの視点から捉える思考を身に着けるとともに、多様な関係者とのネットワークを通じて課題解決能力を養うための場(環境)作りを行うものである。 京都市を中心とした近畿圏内

お問合せ先

国際統括官付ユネスコ振興推進係
TEL:03-5253-4111(内線2602)
E-mail:jpnatcom@mext.go.jp

令和3(2021)年度 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業 採択状況:文部科学省
https://www.mext.go.jp/unesco/018/1416144_00004.htm

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